2015年3月28日土曜日

火事

昨日の昼大ニュースが入ってきた。
NY時間で3:17、私が住んでいるアパートから4ブロック離れているところでガス爆発の後火事になってビルが4棟崩壊してしまった。
大きな火事だったので日本のニュースでも取り上げられたようだ。

今日のニュースだと行方不明者がまだ1名いるようだ。無事に見つかるといいのだけれど。

実は角のビルのトップフロアーに友人夫婦が住んでいた。彼らは外に出ていて無事だったけれど、ペットの猫が取り残され、23年間住んだアパートが全部焼けてしまった。自宅で仕事をすることが多く、現在自作のビデオを撮影中でパペット、撮影機材全てなくなってしまった。もっと残念なことに保険に入っていなかった。

でも彼らの友人の一人がドネーションを始めて1晩で50万円以上が集まっている。
これから生活を一から立て直すのは大変だと思うけれど、私も含めてみんなで少しづつ助けられると思う。
がんばれ!!



2015年3月22日日曜日

開かない花たち

庭がないので、お部屋には花が欠かせない。
私の花は大体がスーパーやコンビニからやって来る。特に特別なものではない。
その時々の旬であれば一番いいのだけれど、真冬でもいろんな花があるからどこから届いているのやら。アメリカは広いからね。

ここのところチューリップを見かけるようになった。
つぼみのチューリップもいいけれど、花瓶からグニャート曲がってパーっと開いたチューリップも好きなのに、コンビニあたりのチューリップは開かないことが多い。つぼみからちょっと開いたくらいで止まってしまう。
バラもそんなことがある。
そんな時はきっと薬を使っているんだよなっと疑ってしまう。
長いこと楽しめるようになんだろうけど、、、ちょっと複雑な思いだ。

それに比べて、やっぱり花屋の花はそれなりのお値段がするけれど質はいい。長持ちするし、ちゃんと花が開くことが多い。それでもやっぱりキャベツや人参や卵と一緒に花がカゴに入ってしまう。

お散歩に出ると、木に花がたくさん咲いている。
いい香りもする、帰りに花屋でも覗いてくるかな。

2015年3月16日月曜日

撮影会

この週末は前にデザインしたカウルの日本語版を作ることになって、新しい糸でを使ったので見た目やゲージが変わったので、写真も新しくすることにした。

モデルは前回と同じお友達のモデル、カメラマンはも前回と同じお友達のカメラマン、違いは1日使ってちょっと本格的にやることになった。お友達は私の宝だ。

今泊まっているアパートメントホテルの屋上階のラウンジを見に行ったらちょうど雨降りで誰も使っていない。撮影用の機材を持ち込み、モデル役のお友達はいろんな色のお洋服を持ってきてくれた。

あーだーこうだと2時間、カウルが主役のはずがちょっと違う方向へ。まあいいか、いい写真が撮れているし。場所をかたずけて近くのカフェへブランチを食べに。ミモサで乾杯して終了。充実してたな。600枚くらい写真を撮ったそうだ。

来週その中からいいのを選んで見せてくれるそうだ、楽しみ。そこから2枚ほどがパターン用に使われる。使うのは秋。

2015年3月14日土曜日

パイの日

3月14日は「パイの日」。
パイは「π」日本語だと円周率、3.14。小学校だったっけ?一生懸命覚えたな〜。
今年は特別の日、なぜなら小数点4桁まで一緒だ、3.1415。

仕事場ではパイを作ってパーティーとか、ニッター仲間ではパイショールを編もうとか、なんでもお題にして遊ぼうということになる。

私はどうしようかな?
正統派で計算してみようかな?
あっそうだ、次の課題のフレアースカートの製図って円周率を使わなかっただろうか。
まあ、実際に計算しなくっても、円周率のことに思いを巡らすのも悪くないかな。

明日は曇りか雨だろうから。

2015年2月25日水曜日

パーフェクト!

ここポートランドはすっかり暖かくなって名物の雨も降らず、こんなお天気がずっと続いてほしぃ〜!と無理を承知で祈るこの頃であります。

春の花が次から次へと咲き始めました。
桜、ボケ、桃、レンギョウ、沈丁花、モクレン、梨、クロッカス、水仙、チューロップはまだ葉っぱだけでした。もう1回くらい寒い日がくるのではないかと思うのですが、それにしてもそれをも忘れさせる素晴らしいお天気です。

さて、手編み通信のグループでのKALで編んでいるカウルは編み上がり後はガーターはぎをするのみ。今週末を目標に仕上げの予定。

西村知子さんの本に載っているギャザーカウルは、糸が足りなくなってしまいました。あと10gもあれば仕上がるのですが、うちに戻るまで仕上げはお預けとなりました。

今年WSで使う日本語のカウルのパターンは「朝露」に決まり、サンプルを編み始めました。糸はマデリントッシュ・メリノライト。微妙な深みのある色です。こちらは早々に仕上げて写真を撮らなければなりません。

通信の課題のガンジーセーターは片袖が終わり、反対側の袖を袖ぐりから広い目したところで止まっています。わきのまちのスタートをどこにするかで思い悩んでいます。すでに片側は編んでいるので対象に編めばいいのですが、本当にそれでいいのかが迷っているところです。

こんなもんだべ〜と適当に入れたゆるみと着丈は実際着ると想像とちょっと違って、2枚目を編みたくなります。こうやって自分好みの加減を覚えていくのだろうか。だとすると他人にはなかなか伝えにくいなあ。
1本だけついた袖のガンジーセーターを眺めて…!!!!前身頃ど真ん中に間違いを発見!!もう解く気はしない。となると切開手術となる。やれやれ、間違った場所を切らないようにしないとな。
星の右側メリヤス編みのところに余分な裏目が…。
なかなかパーフェクトとはいきませんな〜。

2015年2月17日火曜日

ヴァレンタインズデ〜スペシャル

今年のヴァレンタインは土曜日でした。
編み友で音楽が好きな友人とメトロポリタンオペラのライブを劇場で見てきました。

ダブルビルといわれる短めのオペラ2本立てで、「イオランテ」と「青髭公の城」で、ポーランドのオペラシアターとのコラボでした。

両方ともおとぎ話で「イオランテ」はハッピーエンド、「青髭公の城」はご存知の通り怖〜いエンディングでした。
ヴァレンタインズデーにピッタリかどうかは分かりませんが楽しんでまいりました。

その後セールをやっている毛糸屋さんへ連れて行ってもらいました。もう毛糸は買ってはダメなはずなのですが、すりすり、にぎにぎ、3束連れて帰ってきました。ニマニマしております。


日本にはまだポピュラーではない手染めの毛糸です。

通信のグループでやっているKALのMixed Wave Cowlはここまで進みました。

最初はよくわからなくってのろのろでしたが、わかってしまうとサクサク編み進められます。出来上がり寸法の3分の2ほど編めています。今週中には仕上がるでしょうか?

課題のガンジーは身頃が終わって袖を編み始めました。
まだ先は遠いです。




2015年2月9日月曜日

クリエティブな人たちと働くということ

2月2日からオレゴン州ポートランドに2ヶ月の予定で出張にきております。LAIKAというストップモーションのフィルムを作っている会社での仕事です。今回は「KUBO and Two Strings」。日本語だと「クボと2本の糸」となるかしら、封切り時はもっといいタイトルがつくでしょう。江戸時代あたりの日本が舞台です。

この会社は以前に「コララインとボタンの魔女」、「パラノーマン ブライス・ホロー謎」、「ボックストロール」を作っていて今回の映画が4作目となります。

私の部署は「Look Dev. 」で、必要なものをストップモーション用に見つけて作り出すという部署です。例えば木の葉、人形アニメーションの場合人形のサイズに合わせて、葉っぱのサイズも小さくなります。葉っぱのサイズが小さくなると厚みも葉脈も小さくなります。ということは薄くても形が保てて、それらしいツヤやテキスチャーが必要となり、なおかつスクリーンで大写しになった場合も見た目がいいような素材や処理を見つけ出すのが仕事となります。あくまでも超リアリスティックの必要はないので、映画全体の雰囲気に合うように工夫します。
探した素材や処理方法は次の部署へ送られて、広い面積や数を作ってセットへ、またはコンピューターへ読み込んで画像処理がなされたりします。
私の手を離れたサンプルが、別の複数の部署で消化され、フィルムの一部となってスクリーンに出てきた時は結構感動します。

まあ、細かいことはさておいて、そんな仕事場なので、周りにはたくさんのクリティブな人たちがいます。普段は割と静かなのですが、時々こんなのを目にします。
トイレの個室にある便座用のペパーカバーです。